スマートムービー（2007年生、母ラグジャリー）

スマートムービー（2007年4月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋映画のように素敵」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したラグジャリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の閃光特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって525万円で落札された。

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は436kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい18着に敗れた。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3月7日、中7週で迎えた5戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、6着を確保した。

6月6日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、リッカスウィープに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のトーホウカクテルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月19日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く粘り込んで、最後は2着のオペラセリアに1馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

4歳（2011年）

2月5日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサアドウゾから3/4馬身差の2着となった。

7月16日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビラゴーティアラに3/4馬身の差をつけて優勝

9月4日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雷光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったラルティスタからクビ差の2着に惜敗した。

11月20日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。最後は、勝ったアポロノカンザシからクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、中2週で迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5歳（2012年）

5月5日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月25日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月27日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。