サアドウゾ（2006年生、母アナタゴノミ）

サアドウゾ（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「さあどうぞ」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時7歳）と交配したアナタゴノミが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の驀進特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月14日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るネオカーニバルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

4歳（2010年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月11日、中3週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。最後はトシザレイクブルーと並んで2着同着となった。

12月4日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の小月特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5歳（2011年）

3月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月27日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウフレアーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のクルタナに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月28日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートムービーに3/4馬身の差をつけて制した。

7月17日、中6週で迎えた22戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた23戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。