ハッピースキャット（1995年生、母シンミスチーフ）

ハッピースキャット（1995年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時6歳）と交配したシンミスチーフが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の岡崎特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

16歳のとき、杵臼牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、菊地牧場によって26.25万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

8月8日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は510kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギフテッドレディーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のニシノテンモンを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4歳（1999年）

5月9日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

12月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5歳（2000年）

1月23日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

2月12日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、オカノスピカに半馬身交わされて2着となった。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のタバサを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4月9日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月11日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

6歳（2001年）

3月4日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。