ナガラローマン（1994年生、母ノトリィフォー）

ナガラローマン（1994年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時22歳）と交配したノトリィフォーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地29戦5勝、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月6日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3歳（1997年）

6月22日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のプリティヨカオゴをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のコーリングユーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

9月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエーピーサファイアをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1998年）

3月14日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月2日、中5週で迎えた12戦目は、5歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上1600万下のフィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月20日、連闘で迎えた16戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月26日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の鶴見特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の花見小路ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5歳（1999年）

3月20日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて、最後は2着のシノギトップに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の神鍋特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた23戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6歳（2000年）

1月8日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のケイエスグットワンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月19日、中1週で迎えた27戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた30戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。