フリーアズアバード（2008年生、母イソシギ）
Free as a Bird
2008.05.14
フリーアズアバード（2008年5月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「鳥のように自由に。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時9歳）と交配したイソシギが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の平ヶ岳特別(500万下)。
経歴
デビュー前
ユニオンオーナーズクラブにて総額1,890万円（6.3万×300口）で一口馬主が募集された。
領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2010年）
12月5日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。
3歳（2011年）
3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
4月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアースワンキセキを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。
7月24日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。
8月20日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。
11月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。
12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。
4歳（2012年）
3月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。
4月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサニーヘイローをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。
4月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。
6月30日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。
5歳（2013年）
1月20日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。
2月9日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。
2月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
7月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。
8月17日、中4週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたファインスマッシュ決め手に屈してハナ差の2着となった。
9月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。
9月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。
10月19日、中3週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の平ヶ岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のラパージュを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。
6歳（2014年）
1月25日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。
2月18日、中2週で迎えた21戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。
3月9日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。
4月6日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り 雨/稍重）に出走。鞍上は西村太一騎手（6戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したジルコニアを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。
4月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず最後はレディオスソープと並んで7着同着となった。
6月15日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
6月21日、連闘で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西村太一騎手（9戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。
8月3日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村太一騎手（10戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。
11月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で西村太一騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。
12月28日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。
7歳（2015年）
1月11日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
7月18日、約6か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（12戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。
7月26日、連闘で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（13戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
9月20日、中7週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はエクスクライムと並んで10着同着となった。
10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。
8歳（2016年）
4月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。
5月29日、中7週で迎えた36戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。
6月12日、中1週で迎えた37戦目は、人間万事塞翁が馬特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。