ヘクターザグレート（2011年生、母スペシャルフロート）

ヘクターザグレート（2011年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋偉大な。ヘクタープロテクター産駒の最高傑作を願って」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時23歳）と交配したスペシャルフロートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方32戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の一般C1七。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月25日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、最後はタガノハウリングと並んで3着同着となった。

9月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2015年）

1月1日、中3週で迎えた12戦目は、初日の出特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、群雄特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

4月3日、中3週で迎えた15戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月14日、中5週で迎えた16戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、行田「古代蓮」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月31日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、すずらん特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた19戦目は、テレ玉バッハプラザ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた20戦目は、かえで賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた22戦目は、楽天競馬賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた23戦目は、タンザナイト賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5歳（2016年）

1月7日、中1週で迎えた24戦目は、七草賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和博騎手（8戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた26戦目は、べに梅賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で加藤和博騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3月24日、中6週で迎えた27戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、幸手桜まつり賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた28戦目は、ジョイホース双葉賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた29戦目は、ひなげし賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月23日、中7週で迎えた30戦目は、船橋酒場青空3周年記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（12戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた31戦目は、スプラッシュU.F.O.杯（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（13戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎真騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（14戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（16戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた36戦目は、食欲の秋!田久保売店もつ焼き5賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（17戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、おもてなし埼玉賞（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（18戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6歳（2017年）

1月4日、中1週で迎えた38戦目は、太田和樹くん1歳のお誕生日おめでとう（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（19戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（20戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の一般C3（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（21戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた41戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトミノバーディーに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた42戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。