コウユーココロザシ（2012年生、母キセキノメガミ）

コウユーココロザシ（2012年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋志」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時14歳）と交配したキセキノメガミが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は武岡農場。戦績は、中央平地28戦1勝2着2回、地方7戦1勝。2017年のスプリント特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武岡農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月1日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3歳（2015年）

2月7日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったテセラレフィナードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイケイパステルをハナ差制して待望の初勝利を挙げた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2016年）

3月5日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた16戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったピュアリーソリッドから3/4馬身差の2着となった。

5月22日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（7戦1勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。16着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着に入った。

9月4日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた21戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた22戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

5歳（2017年）

2月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月5日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月30日、中7週で迎えた26戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。17着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のガッサンプレイに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた30戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた31戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、M1のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた32戦目は、M3のハーベストカップ（盛岡芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた33戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた34戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

6歳（2018年）

1月6日、中6週で迎えた35戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。