ハイジュネス（1993年生、母ナイスバトー）

ハイジュネス（1993年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時6歳）と交配したナイスバトーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害8戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3歳（1996年）

1月15日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゴールデンガイにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のティエッチシエロをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

4歳（1997年）

1月15日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

1月25日、中0週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（11戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のリンガスグローリーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月13日、中9週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた18戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/稍重）に出走。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月12日、中4週で迎えた21戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5歳（1998年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンジンショウグンから1馬身3/4差の2着となった。

2月28日、中3週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大江原隆騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、藤本靖騎手を鞍上に迎えて、イチョウ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた28戦目は、カシオペア特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本靖騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1999年）

1月9日、中4週で迎えた29戦目は、初夢特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本靖騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた30戦目は、若竹特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本靖騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた31戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、ふきのとう特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた32戦目は、おひつじ座特別（足利ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。