リンガスグローリー（1992年生、母エテール）

リンガスグローリー（1992年2月28日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時10歳）と交配したエテールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害9戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月5日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（1995年）

6月17日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月9日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1996年）

5月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、妙高特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月21日、中8週で迎えた13戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターオンワードから2馬身半差の2着となった。

5歳（1997年）

3月22日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイジュネスから1馬身半差の2着となった。

6月7日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6歳（1998年）

1月10日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で栗原洋一騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフィールドチャンプをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で栗原洋一騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。