ミクニファースト（1994年生、母フジノシシオー）

ミクニファースト（1994年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジノフウウン（当時13歳）と交配したフジノシシオーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方27戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、4着に入った。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（1997年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したチムールを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

5月3日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったトキワジーニアスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアスクファンタジーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

4歳（1998年）

4月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月1日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

5歳（1999年）

5月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

6歳（2000年）

4月16日、約10か月半の休み明けで迎えた16戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月13日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、新緑賞（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた18戦目は、緑風賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

8月5日、中9週で迎えた19戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三井邦夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

10月9日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、オパール特設（佐賀ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三井邦夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で三井邦夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上A2 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で三井邦夫騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で三井邦夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた25戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三井邦夫騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた26戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三井邦夫騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

7歳（2001年）

1月4日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三井邦夫騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で三井邦夫騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三井邦夫騎手（10戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた30戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三井邦夫騎手（11戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハッピーフレンドをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

3月17日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三井邦夫騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三井邦夫騎手（13戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三井邦夫騎手（14戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三井邦夫騎手（15戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三井邦夫騎手（16戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三井邦夫騎手（17戦1勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で三井邦夫騎手（18戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三井邦夫騎手（19戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三井邦夫騎手（20戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三井邦夫騎手（21戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で三井邦夫騎手（22戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。