シュウザンジョオー（1999年生、母レディインレッド）

シュウザンジョオー（1999年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時12歳）と交配したレディインレッドが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。戦績は、中央平地34戦3勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、土田農場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、成隆牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、平正幸によって735万円で落札された。

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月8日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったインターランスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカミングチャンスに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

3歳（2002年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の朱竹賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

6月23日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月28日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた14戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた15戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた16戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた17戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったブイヤマトに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

12月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2004年）

3月28日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、サンレイラピッヅに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったイアラユーラシアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月11日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月6日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた29戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

6歳（2005年）

3月5日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンクスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

3月27日、中2週で迎えた31戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のナムラハトルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月1日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた33戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月24日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

9月25日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。