ヨンハライナー（2003年生、母ロングメルヘン）

ヨンハライナー（2003年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名（パク・ヨンハ）より＋定期船」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時10歳）と交配したロングメルヘンが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は惣田英幸。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、惣田英幸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、惣田英幸から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、三宅勝俊によって840万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月31日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3歳（2006年）

4月30日、約9か月の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオブジディアンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ダイシンハーバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月1日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた9戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、ラジオ大阪・人生大満開賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカムトゥルーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月11日、中3週で迎えた13戦目は、プラスミック賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた15戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた16戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6歳（2009年）

7月28日、約24か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、THEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた18戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、アルーダ日高西部特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の日高建設協会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた20戦目は、レチクル特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田大助騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた21戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、つぼ八特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。