メジロキルデア（1998年生、母メジロビユーテイー）

メジロキルデア（1998年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時21歳）と交配したメジロビユーテイーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着1回。2001年のラジオたんぱ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

8月12日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハイフレンドリアルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月18日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3歳（2001年）

1月6日、中4週で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデルマカポネをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月17日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた14戦目は、NSTオープン（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

4歳（2002年）

9月29日、約12か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉田豊騎手（16戦2勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉田豊騎手（17戦2勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉田豊騎手（18戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、逃げるレガシーウィンドを差し切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンサクシードを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

5歳（2003年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（19戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（20戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（21戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（22戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

3月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（23戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月19日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた26戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。