第55回 セントライト記念 (G2)

レース展開

マルタカキラリーが隊列を率いる形、その直後にトレジャーが取り付く

マルタカキラリーがハナを取り切り、後続との差を1馬身ほどキープしてレースを引っ張っていく。単独の2番手にトレジャーが続く。続いて、チアズブライトリーが3番手の絶好位につける。その後ろ、タニノトリビュートは好位に収まる。先団後ろのポジションにいるのはマイネルライツ。その1馬身後ろ、マイネルバンガードとマンハッタンカフェは中団前め。シンコウカリド、ロードフォレスター、パラダイスシャドウらは中団馬群のど真ん中を併走。サムソンハッピーとアドマイヤロードは中団後方の位置。メジロキルデアは後方4番手に待機して虎視眈々と機をうかがう。後方3番手でジックリと運ぶのはメイクマイデイ。後方2番手の位置で悠然と構えるのはデルマカポネ。しんがりにスタンドオフがいる隊列で最初のコーナーを通過。

セントライト記念、シンコウカリドが中団前目からシャープな差し脚を弾けさせて前方の各馬をまとめて交わす

先頭はマルタカキラリーでリードは体半分。2番手にトレジャーが続く。そのあと、チアズブライトリー、タニノトリビュート、マンハッタンカフェらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースを迎えて、2番手から抜け出したのは1番人気のトレジャー。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいたシンコウカリドが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に1馬身半の差をつけて勝利をモノにした。2着には、2番手の位置から鮮やかな伸び脚で猛進した1番人気のトレジャーが続き、2着と半馬身差の3着には、中団後方の位置から超凡な末脚を披露した2番人気のロードフォレスターが入った。そこから2馬身半遅れた4着には、好位で直線を迎えたマンハッタンカフェが入線、さらに1馬身半差の5着には、中団にいたマイネルバンガードが食い込んだ。