シンコウカリド（1998年生、母ハイドロカリド）

シンコウカリド（1998年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のSilver Hawk（当時19歳）と交配したハイドロカリドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着1回、地方5戦0勝。2001年のセントライト記念(G2)に勝利した他、2001年のスプリングステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

8月13日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエアヴァルジャンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中9週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3歳（2001年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエーピーザショットに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

3月18日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたアグネスゴールド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月27日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月16日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトレジャーに1馬身半の差をつけて初の重賞タイトルを奪取した。

12月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

5歳（2003年）

4月19日、約16か月の休み明けで迎えた10戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月6日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2004年）

2月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg戻して迎えた13戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた14戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

7歳（2005年）

5月5日、約14か月の休み明けで迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、G1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ふさの国オープン（船橋ダート1600m 晴/重）に59kgの斤量を背負って出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた17戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。