フサイチステージ（1996年生、母ミスマーベラス）

フサイチステージ（1996年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時5歳）と交配したミスマーベラスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地33戦5勝2着3回。2001年の大沼ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月6日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（1999年）

7月24日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月11日、中3週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた5戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるキョウエイピュアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスラグーンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月27日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月8日、中6週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドクタークロスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月20日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御嶽特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月2日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中谷雄太騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったボレットを3/4馬身捉え切れず2着となった。

7月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードキーロフに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月2日、中4週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2001年）

1月28日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダルタニアンに2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月10日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたマルタカサイレンス決め手に屈してハナ差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月13日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のナカトップトウコウに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

6月24日、中5週で迎えた32戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月28日、中4週で迎えた33戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。