ナドレ（2006年生、母セイクリッドオース）

ナドレ（2006年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ナバホ神話に伝わる女装した性の中立者」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したセイクリッドオースが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害16戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、清進電設によって1,732.5万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月19日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

7月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したヘリオポーズを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

1月24日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月22日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェスティバルイヴから約12馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハツカリに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた15戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2011年）

3月6日、中9週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月1日、中7週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4260m 外回り曇/良）に牝馬ながら61.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2012年）

9月23日、約15か月の休養明けで迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 雨/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2013年）

1月12日、中5週で迎えた24戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた26戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。