ガーネットライン（1988年生、母ヒダクイン）

ガーネットライン（1988年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時10歳）と交配したヒダクインが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のモガミピューマを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月9日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた4戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

4歳（1992年）

1月18日、中4週で迎えた5戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月10日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月11日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた9戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は星野忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた13戦目は、カルガモ特別（足利ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、連闘で迎えた15戦目は、福寿草特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長島茂夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた17戦目は、井伊慶二騎手を鞍上に迎えて、一般B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井伊慶二騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた19戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井伊慶二騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマビユーから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中4週で迎えた21戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。