エーシンエスヴィー（2004年生、母エイシンビーナス）

エーシンエスヴィー（2004年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名、母名の頭文字」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時7歳）と交配したエイシンビーナスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

11月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルクレグナムに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月9日、中1週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月10日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のロードクルーザーに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4歳（2008年）

5月11日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2009年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた15戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた16戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったメイショウアーチャに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のスニーカーブルースをハナ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

5月30日、中2週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

10月10日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2010年）

1月17日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた24戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。