ロードクルーザー（2004年生、母ダービーズドーター）

ロードクルーザー（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巡航船」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時10歳）と交配したダービーズドーターが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地13戦4勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,470万円（2.94万×500口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月22日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで懸命に走り抜いたが、アインファスターに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシャンパンゴールドに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2007年）

2月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるエーシンエスヴィーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォルスストレートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月12日、中5週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のナムラアトランテスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のリーガルスキームに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

5歳（2009年）

10月9日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた15戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6歳（2010年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、若竹特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。