マイネルソロモン（2000年生、母タカイロドリゴ）

マイネルソロモン（2000年3月16日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋紀元前１０世紀のイスラエルの王、賢者」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時12歳）と交配したタカイロドリゴが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着2回。2004年のスワンステークス(G2)で2着に入った他、2004年のマイルチャンピオンシップ(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中本牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月22日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグラストレノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスクールボーイに2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゼンノジャンゴをアタマ差振り切って負け無しの3連勝を決めた。

6月1日、中2週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に敗れた。

10月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月30日、中4週で迎えた6戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2004年）

4月4日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルモルゲンにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月16日、中5週で迎えた9戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた10戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず17着に敗れた。

7月18日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネイティヴハートをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた14戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦3勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたタマモホットプレイ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2005年）

4月3日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

7月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた17戦目は、NSTオープン（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（6戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

9月11日、中7週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた18戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（7戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた20戦目は、2005ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

6歳（2006年）

1月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦3勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた22戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた24戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

10月22日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

11月26日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

7歳（2007年）

4月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた27戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。