シルクショットガン（1997年生、母アイバーズイメージ）

シルクショットガン（1997年4月18日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したアイバーズイメージが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地35戦3勝2着4回、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったソフトタッチをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のオンワードシグナルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

4歳（2001年）

3月17日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーカップターフ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月15日、中7週で迎えた11戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた12戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、ジュライ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2002年）

1月12日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤年毅騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月11日、中0週で迎えた15戦目は、ファンタスティックサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったノースジャックにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月13日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤年毅騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

8月4日、中2週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファルコンシチーに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキタノツムジカゼに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2003年）

4月19日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トウケイクロスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、タイタニアムにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のディナマッハに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

7月6日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月27日、中2週で迎えた25戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた26戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のシンコウシーザーを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

8月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7歳（2004年）

3月13日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月15日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた32戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた33戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた34戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

9月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、ベイシティカップ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8歳（2005年）

1月30日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中ノ岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

6月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた40戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、’05メトロポリタンジューンカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた41戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた42戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。