エーシンクアトロ（2009年生、母エイシンパンドラ）

エーシンクアトロ（2009年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋高速フルタイム４ＷＤ車」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時20歳）と交配したエイシンパンドラが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方14戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のFC岐阜リスタート(一般C28)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月28日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

6月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

8月12日、中8週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月29日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、フォーティスタンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月8日、中0週で迎えた10戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラオルティアに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた11戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、FC岐阜リスタート（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のバーデンバーデンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月27日、中1週で迎えた13戦目は、桃花特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、笠ヶ岳賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワイドフューチャーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハロードラゴンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。