コルス（2018年生、母エアパスカル）

コルス（2018年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランス領にある島名。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したエアパスカルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はグローリーファーム。主な勝ち鞍は2021年のKanaeバースデイ記念。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,100万円（7万×300口）で一口馬主が募集された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月19日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月13日、中9週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

7月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー24（名古屋ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウレッシに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のトゥルーウィッシュに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンデーグラスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のKanaeバースデイ記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラスシャイニングに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったキタサンユニゾンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の140.5万円以上（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユイノタンキマチに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、オールド・パル賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、ナナヨンキャンペーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、勝ったレディヴィクトリアにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

2022年3月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。