エクセランフィーユ（2016年生、母エクセレンスⅡ）

エクセランフィーユ（2016年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エクセレンスな娘(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のFrankel（当時8歳）と交配したエクセレンスⅡが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦はF.ブロンデル騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったネリッサにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中9週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスパークオブライフに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月10日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフィリアーノに1馬身1/4の差をつけて2勝目をゲットした。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4歳（2020年）

2月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダディーズマインドを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春興ステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月8日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5歳（2021年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。