ラヴォルタ（2018年生、母フロアクラフト）

ラヴォルタ（2018年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダンス用語。16世紀以降に発展した社交ダンスの形式。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したフロアクラフトが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額4,400万円（11万×400口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月30日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のサンフローリスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず15着に敗れた。

4歳（2022年）

2月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月23日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドグマに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月30日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5歳（2023年）

1月14日、中8週で迎えた9戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた11戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月9日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフライングブレードに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2024年）

2月3日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた16戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2024年3月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。