アンヴェイルド（2011年生、母ヴァイオレットラブ）

アンヴェイルド（2011年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ベールを脱いだ」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したヴァイオレットラブが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、川上雪恵によって5,145万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

3歳（2014年）

1月12日、中6週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシュターツオーパーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月19日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦1勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

12月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三浦皇成騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は9戦連続で三浦皇成騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で三浦皇成騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフレンドスイートをクビ差振り切って雨下の大激戦を制した。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で三浦皇成騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、セイカアヴァンサにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

10月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた17戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグラスプリマを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

5歳（2016年）

3月13日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月9日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月15日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6歳（2017年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月18日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したバイオンディップスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

4月9日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月20日、中5週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

12月17日、約7か月の休み明けで迎えた28戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（2018年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた30戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月18日、約6か月半の休み明けで迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（2019年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月16日、中8週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月25日、中9週で迎えた35戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた36戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。