グレートエスケープ（1994年生、母シヨノフリーデン）

グレートエスケープ（1994年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したシヨノフリーデンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）庄野牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方19戦11勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の光徳賞(一般C3以下)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

6月9日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

3歳（1997年）

2月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第3戦（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

9月13日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4歳（1998年）

1月17日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C5ヨ（足利ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤシマテンリュウに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5チ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のワイドスタンに2馬身の差をつけて優勝

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢則雄騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトレビアンから2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、雷神賞（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアルタイキングに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリアリズムに5馬身の差をつけて制した。

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のドウカンローレルに1馬身の差をつけて制した。

4月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2ロ C3イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢則雄騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーショットに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月2日、中0週で迎えた21戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢則雄騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハナケンショットに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢則雄騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のケンセツペガをクビ差制して獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で平沢則雄騎手（8戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンベルビューから3馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平沢則雄騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトヴィミーをハナ差制して勝利を手中に収めた。

12月1日、中1週で迎えた25戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平沢則雄騎手（10戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカヌマキングからクビ差の2着に甘んじた。

12月27日、中3週で迎えた26戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平沢則雄騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタツノスカイから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた27戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平沢則雄騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた28戦目は、藤本靖騎手を鞍上に迎えて、光徳賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒサノユメノオーに半馬身の差をつけて優勝

3月24日、中5週で迎えた29戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスノートレオーネに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6月26日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（14戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月28日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ C2イ（足利ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。