ハシノカゲトラ（1999年生、母ハシノホホエミ）

ハシノカゲトラ（1999年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時12歳）と交配したハシノホホエミが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）鳥井牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方23戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の初夢特別(B3-1)。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月6日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

9月14日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノセレッソに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月22日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4歳（2003年）

1月18日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤングモアから1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた18戦目は、ろうばい特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月21日、中0週で迎えた19戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、ショウワルーキー特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホシノビッグアイからアタマ差の2着に惜敗した。

3月1日、連闘で迎えた20戦目は、黄梅特別（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山侯彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のミツアミをハナ差制して待望の初白星を挙げた。

5月4日、中8週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月29日、中6週で迎えた24戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイファーチャチャを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

8月19日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンザキープにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、志んぐ特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルマーキス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

10月30日、中2週で迎えた28戦目は、南淡・淡路人形特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、青山裕一騎手を鞍上に迎えて、東浦町子午線最南端特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた30戦目は、師走特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた31戦目は、トータリゼータカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月2日、中0週で迎えた32戦目は、初夢特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキーストライカーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

1月28日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上B2-1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた34戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた35戦目は、79.3FM GENKIカップ（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた36戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2-2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた37戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上B2-3（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は尾林幸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた39戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、大中あじわい牛特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた40戦目は、東浦町カーネーション特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた41戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた42戦目は、丹波さんなん漢方の里特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。