セブンマジシャン（2020年生、母ハピネスダンサー）

セブンマジシャン（2020年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+マジシャン。7人のマジシャン」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したハピネスダンサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の京成杯(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月2日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンアウローラに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中5週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黄菊賞（阪神芝2000m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のビューティーワンに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

3歳（2023年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月19日、中8週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月12日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィズユアドリームに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝2000m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリミットバスターに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月9日、中4週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月7日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムダイワスカーレットカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの博多ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアルジーヌに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したケイアイセナにクビ差届かず2着となった。