グランドゴールド（2019年生、母グランドウイズダム）

グランドゴールド（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「威厳+ゴールドストーンより。創造を具体化する」。毛色は栗毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時10歳）と交配したグランドウイズダムが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。主な勝ち鞍は2023年の三春駒特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月16日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3歳（2022年）

2月5日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエグランタインにハナ差届かず2着となった。

5月22日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月30日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた11戦目は、C.パコー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月6日、中8週で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したウインシュクランを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2023年）

1月21日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの戸畑特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌大騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月23日、中8週で迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したウェイオブライトに3/4馬身届かず2着となった。

6月18日、中7週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアップストロークにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラスの石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングロコマイカイにハナ差届かず2着となった。

11月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクジンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

5歳（2024年）

3月2日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの高千穂特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月21日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤイルをクビ差振り切って2勝目を手にした。

11月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの三陸特別（福島芝2600m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。