ウインシュクラン（2018年生、母イクスキューズ）

ウインシュクラン（2018年5月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+ありがとう(アラビア語)」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したイクスキューズが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月31日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルグロンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月12日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4歳（2022年）

5月29日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

7月23日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの湯沢特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

11月6日、中3週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のグランドゴールドに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

5歳（2023年）

8月6日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、レイトカンセイオーにクビ差交わされて2着となった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、フェステスバントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月1日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のホウオウスーペリアをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

3月3日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。