マイネルグロン（2018年生、母マイネヌーヴェル）

マイネルグロン（2018年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+気高い、雄大な(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時9歳）と交配したマイネヌーヴェルが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2023年の中山大障害(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の東京ハイジャンプ(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,000万円（30万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月12日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3歳（2021年）

5月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったプレミアエンブレムに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月29日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月3日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したウインシュクランを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトロワエスポワールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田大知騎手（7戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったボーンジーニアスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノグリッターズからクビ差の2着に惜敗した。

3月5日、中7週で迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のポートロイヤルに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた16戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

9月24日、中2週で迎えた17戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェミニキングから3馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

3月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアレデラヴァンをハナ差制して久々の実戦を物にした。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルヴァッサーに5馬身の差をつけて優勝

10月15日、約6か月の休み明けで迎えた20戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のホッコーメヴィウスに2馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

12月23日、中9週で迎えた21戦目は、中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノデイジーに約10馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2024年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のエコロデュエルに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月13日、中4週で迎えた23戦目は、中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。