ポートロイヤル（2016年生、母グレナディーン）

ポートロイヤル（2016年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「17世紀のカリブ海貿易の中心地」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時15歳）と交配したグレナディーンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入った他、2023年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

9月16日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンディエラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月9日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

10月15日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2020年）

2月16日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月4日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月17日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月21日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月27日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアポロティアモを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

5歳（2021年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月28日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの利根川特別（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月20日、中0週で迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハートビートサドル（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンダーザスターをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

6歳（2022年）

1月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルグロンから4馬身差の2着となった。

4月3日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のルレーヴドゥリリに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月28日、中7週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月16日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伴啓太騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

7歳（2023年）

1月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月4日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伴啓太騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた30戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったネビーイームからハナ差の2着となった。

7月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は伴啓太騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月16日、中7週で迎えた33戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（2024年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた34戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、冬暁特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメテオスウォームに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

2月22日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた35戦目は、白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた36戦目は、マーチカップ（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた37戦目は、サクラオープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた38戦目は、八重桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。