ヤマイチマチルド（2019年生、母マチルド）

ヤマイチマチルド（2019年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+植物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードアルティマ（当時19歳）と交配したマチルドが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。主な勝ち鞍は2022年の日高の地酒日高彗星・縁結賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた2戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西谷凜騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から32kg増やして迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1600m 内回り曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、日高の地酒日高彗星・縁結賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヤマノコナーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた9戦目は、沙流川賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったスノーホルンロードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、みついし産米トキノミノル賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた13戦目は、ブッドレア特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアガッテオイデヨを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

11月10日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、ポイント10倍!SPAT4（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

12月6日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンブルーミントンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、蔵王山特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2023年）

1月6日、中1週で迎えた16戦目は、C14組（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、荻野幸一さん還暦おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァンダルジャンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、竹島海岸特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンウィンザーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、本宮山特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったエイブルマンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月31日、中1週で迎えた21戦目は、蔵開き賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた22戦目は、花便り賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のサンパティークに3馬身の差をつけて制した。

4月20日、連闘で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミストラルウインドに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月16日、中1週で迎えた25戦目は、あすなろ杯（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた26戦目は、青葉特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、植田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた28戦目は、天の川特別（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、土用特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた30戦目は、美浜特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、案山子特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月4日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

デビュー前

安部幸夫厩舎（愛知）へ入厩。

10月18日、デビュー戦は渡辺竜也騎手を鞍上に据えて、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

11月1日、中3週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた34戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた35戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。