トチノノーザリー（1986年生、母アインアロー）

経歴

デビュー前

3歳（1989年）

5月7日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したカワジンロッキーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ムードミュージックに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯沢誠治騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカーニバルキッドに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月22日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯沢誠治騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったロータリーショウリにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアトミックホースに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホゲットミーノットに9馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月16日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月11日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート1600m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったクリアコールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスズキングダムに半馬身の差をつけて1位に入線したが、その後失格となった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月11日、約8か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は横田雅博騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（1991年）

1月26日、中6週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（12戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたダイソウリュウ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。