ニシノメイゲツ（2007年生、母ニシノムーンライト）

ニシノメイゲツ（2007年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋明月」。毛色は青鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したニシノムーンライトが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地35戦4勝、中央障害3戦1勝2着1回。2009年の芙蓉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月19日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のリンガスバロンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラテンペストに1馬身半の差をつけて制した。

11月21日、中6週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2010年）

2月27日、中9週で迎えた5戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村宏司騎手（6戦2勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

10月31日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4歳（2011年）

1月15日、中5週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず13着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた12戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月15日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下のきぼう賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゲームマエストロに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大文字ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のレインボーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月11日、中9週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5歳（2012年）

1月29日、中6週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（9戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセタガヤフラッグに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

6歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月21日、中8週で迎えた32戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた33戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず12着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

7歳（2014年）

2月1日、約5か月の休み明けで迎えた35戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた36戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

4月12日、中2週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカイアクセスから3馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルブラックに1馬身1/4の差をつけてファンの高評価に応えた。