リパリス（2018年生、母トップコマチ）

リパリス（2018年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「蘭の品種名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時15歳）と交配したトップコマチが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディスティニーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって864万円で落札された。

福永敏厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2021年）

11月16日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーガーデニアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の140.5万円以下（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイコトバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2022年）

4月20日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、カフェ・ド・パリ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、ハーバード・クーラー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシングンスパークに2馬身の差をつけて優勝

5月27日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

4月19日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、すぱっと!POG!開幕記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、スーパーステション賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、クンシラン特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、目名御殿山特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、坂下☆菊地結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノカリーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般B2四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るバナナムーンを鮮烈な末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、ほくりくアイドル部・辰巳未来春来場記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったネバーランドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ベイスプリント（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のコスモス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したホイッスルベイトにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、山中節の祭典こいこい祭り賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のジェイケイミリミリを半馬身振り切って優勝

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、楽天ポイントでネット投票賞特別編成（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた18戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、恋路賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサクラルコールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた20戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6歳（2024年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、がんばろう北陸特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったジェイケイミリミリに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月26日、中1週で迎えた22戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、飲んで応援能登・石川特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガンブーツダンスに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月15日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のピンクバラ賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた24戦目は、KI☆I☆CHI☆お誕生日おめでとう（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。