アイスコールド（2013年生、母デザートチル）

アイスコールド（2013年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「氷のように冷たい」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時14歳）と交配したデザートチルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の桑折特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

10月10日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2016年）

1月30日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたフェイズベロシティ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

6月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキングドラゴンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4歳（2017年）

1月28日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のヒメタチバナをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

5月14日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって4着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に敗れた。

5歳（2018年）

3月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた17戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5月19日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月7日、中6週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月17日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。