ビービースペース（2014年生、母ウルフコール）

ビービースペース（2014年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したウルフコールが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、地方29戦6勝2着2回。2017年のひまわり賞(牝M1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、松田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、B.Bレーシングによって162万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

6月15日、デビュー戦は松井伸也騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月26日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の赤黒の勇者賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月14日、中6週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の「DO Beef」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では目立つような脚を使えず3着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハートエンジェルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオレンジポピーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（2017年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったオキノスカイにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリコーモラーヌを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月18日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドダストに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のホープライズに3馬身の差をつけて制した。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、JA門別馬舞米賞（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月8日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーシャンブルー賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオウシュウソングをクビ差振り切って制した。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグラマシーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って6勝目を手に入れた。

9月9日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦の「かわさき餃子みそ」記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた18戦目は、月光賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、3歳オープンの’17スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた21戦目は、栃木県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月14日、中2週で迎えた22戦目は、「梅の宴」平成30年2月3日スタート記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（2018年）

1月5日、中2週で迎えた23戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、十人十色の予想士軍団賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

1月30日、中3週で迎えた24戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月5日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のラベンダー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた26戦目は、あつぎジャズナイト2018開催特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月22日、中3週で迎えた27戦目は、朱雀特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、伊勢原・大山杯（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた29戦目は、しずおか爽秋賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。