ラッキーバッグ（2002年生、母マヤノユウリ）

ラッキーバッグ（2002年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したマヤノユウリが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）正和山本牧場。戦績は、地方31戦8勝2着8回。主な勝ち鞍は2008年のすみれ特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、正和山本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、正和山本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、芹澤精一によって367.5万円で落札された。

田中康弘厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2004年）

11月15日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったジュラドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月31日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したストロングディアにクビ差届かず2着となった。

2月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたキンセイブレイド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月1日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホワイトラブコールを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたゴーゴーウルフ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月20日、中8週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサプライズルーブルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

3月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2七八（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカルラアプローズに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、成増特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、練馬区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた18戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したトウカイコメットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したミウラロードキングを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5歳（2007年）

1月19日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2-13 14 15（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-11 12 13（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネキリツボを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた24戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイアルディーに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月14日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレーヌフレイバーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2008年）

1月31日、約8か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般C2九十（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドタキシードに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

2月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2七八（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヨシムネに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月26日、中1週で迎えた28戦目は、仲春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のニチリンサンカを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、すみれ特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサイレンストゥーレに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた30戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

7歳（2009年）

1月6日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。