ダイナミックリュウ（2019年生、母ブリリアントライフ）

ダイナミックリュウ（2019年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「力強い飛龍」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時18歳）と交配したブリリアントライフが18歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。2022年の岐阜新聞・岐阜放送杯に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月18日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3歳（2022年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月3日、中5週で迎えた4戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったディスケガウデーレに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月8日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月16日、中7週で迎えた8戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登巌門賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったシェンフォンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月21日、中4週で迎えた9戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のレイテン准教授お誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモマスティフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のチェリーヒックに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、星月夜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨニキーヤを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月30日、中5週で迎えた12戦目は、ドウダンツツジ賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツインシップを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドオールドに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた14戦目は、六花賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた15戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のワンダフルライフに1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、百十郎桜特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユウアメリカンを半馬身振り切って1番人気に応えた。

7月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、エベレスト賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた20戦目は、高麗山賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジェルリッターに5馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

5歳（2024年）

3月14日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、メッシーナ賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた22戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、海棠賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

5月7日、中4週で迎えた23戦目は、オールデスト4 川崎ライオンズクラブ記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた24戦目は、馬い!甘いトマトはアイコ記念（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、ウルド賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた26戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンガススウィートを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

7月25日、中2週で迎えた27戦目は、クロート賞（川崎ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、レグルス賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアスタラビスタに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月11日、中3週で迎えた29戦目は、みどりで、つなげる。みんなが、つながる賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。