アイシャルヒーロー（1995年生、母ステイールシヤイン）

アイシャルヒーロー（1995年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時18歳）と交配したステイールシヤインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）キヨタケ牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、地方10戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の多摩川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラッパに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

4歳（1999年）

8月22日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた15戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の多摩川特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで、最後は2着のリトルダンサーに3馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月28日、中3週で迎えた18戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2000年）

2月5日、中6週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、マルチファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の栗駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下の鬼怒川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月18日、中9週で迎えた25戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハナシャープから3馬身差の2着となった。

8月17日、中3週で迎えた26戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のドントマインドに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた27戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアトラスから3/4馬身差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた28戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般A3（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のベストライナーに7馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月31日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた31戦目は、一般A3（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャップボーイから6馬身差の2着に敗北した。

6歳（2001年）

5月15日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木義久騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた33戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木義久騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。