スペキュレーター（2019年生、母マリアフィオーレ）

スペキュレーター（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「投機筋」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したマリアフィオーレが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は伏木田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害10戦0勝、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年のシャチのクロヱ活動3周年記念(一般C6)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、伏木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、YUKIDENDOによって396万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

4月16日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月4日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた6戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2023年）

5月21日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月8日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月17日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で草野太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で草野太郎騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2024年）

6月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は草野太郎騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月11日、中8週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた16戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラスパルマスに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したコパノセイバーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、池上遼トリプルクラウン記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンドラーゴを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた21戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、楚々特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた22戦目は、シャチのクロヱ活動3周年記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るターニングタイドを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6歳（2025年）

1月8日、中5週で迎えた23戦目は、ハボタン特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柿本量平騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、恵羅家・大和家結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、氷柱賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったバーキンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた26戦目は、頂点へ駆け上がるFC岐阜開幕戦（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエンドオブウォーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。