ダイユウゲネシス（2016年生、母メジャービクトリー）

ダイユウゲネシス（2016年4月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋誕生（ラテン語）」。毛色は栗毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したメジャービクトリーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は見上牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳A5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、見上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、見上牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大友靖岐によって302.4万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3歳（2019年）

3月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月19日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカズマッケンリーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月9日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンブリッジジッタに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳A5（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャッスルティアラを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

7月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原大河騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた11戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で栗原大河騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で栗原大河騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビーワンビランサーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、級ウイナーズカップ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で栗原大河騎手（8戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で栗原大河騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、楽天競馬でおトクに楽しい金沢けいば賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で栗原大河騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオスティリオに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月28日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3五六七（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は千田洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3九（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月8日、中8週で迎えた23戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5歳（2021年）

1月1日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、五煙草賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた25戦目は、一般C3七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた27戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた28戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、2021川崎ジョッキーズカップ第4戦（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。