オスティリオ（2016年生、母スマイリングムーン）

オスティリオ（2016年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のケープブランコ（当時9歳）と交配したスマイリングムーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2020年の3/6グッジョバ!!リニューアルオープン(一般C2五六)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月10日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3歳（2019年）

4月29日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、オリアナロゼッタにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の咲希ちゃん2歳記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴァトナヨークトルを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、鶴来ほうらいまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、吉野工芸の里フェスタ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラインシャーロットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったダークオブザナイトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、わかなわっしょい記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコケラオトシに約12馬身の大差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したマグレブにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、楽天競馬でおトクに楽しい金沢けいば賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイユウゲネシスに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2020年）

1月10日、中3週で迎えた17戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、ホースプロジェクト3S 支援賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のケンブリッジタイガに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月12日、中4週で迎えた18戦目は、3/6グッジョバ!!リニューアルオープン（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったエスシーレオーネに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中3週で迎えた19戦目は、馬い八丈島レモンジャムをたべよう（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた20戦目は、ぴのは邪神ちゃんに対抗心をむき出しにする（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡紀騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡紀騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルベアベージュを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡紀騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月8日、中4週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡紀騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったアスクヴェリウェルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた24戦目は、浦和で当てようSPAT4ポイント賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡紀騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、馬い!キンカンを食べよう記念（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡紀騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四五六イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡紀騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したオーバーハングにアタマ差届かず2着となった。

9月15日、中5週で迎えた27戦目は、一般C1七八（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡紀騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリメンブランスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月2日、中1週で迎えた28戦目は、仲秋賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡紀騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月30日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本聡紀騎手（12戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（2021年）

2月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた30戦目は、馬い!?明日開催池尻軒先マルシェ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本聡紀騎手（13戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた31戦目は、矢車菊賞（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で山本聡紀騎手（14戦3勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月15日、中0週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、アクアマリン賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山本聡紀騎手（15戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、馬い?!江戸前千葉海苔・サンサンエッグ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で山本聡紀騎手（16戦3勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。