ロマンスアンダルザ（2007年生、母タイガービターン）

ロマンスアンダルザ（2007年1月19日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バイオリン小曲『アンダルシアのロマンス』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のBarathea（当時17歳）と交配したタイガービターンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月28日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月19日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスターウォーズを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

12月20日、中0週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したジェネラルバイオを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月25日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月5日、中9週で迎えた11戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウリキュウを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月17日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5歳（2012年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に敗れた。