サンハピーホーラー（1986年生、母ダルゴスター）

サンハピーホーラー（1986年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプルラリズム（当時6歳）と交配したダルゴスターが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着5回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月6日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた2戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月15日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、逃げるキンザンピューマを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月3日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

4歳（1990年）

1月28日、中7週で迎えた7戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したウエスタンビオンデにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は安達昭夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメモリークリエイトに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカナディアンシチーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアラタマアトラスにクビ差届かず2着となった。

5歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエクセルワイザーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた16戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラップスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月7日、約9か月半の休養明けで迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた19戦目は、室戸特別（高知ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

1月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた23戦目は、桂浜月桂冠賞（高知ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で西川敏弘騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で西川敏弘騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1993年）

4月20日、約13か月半の休み明けで迎えた25戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。