マウナケア（2003年生、母トキオクレバー）

マウナケア（2003年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白い山（ハワイ語）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したトキオクレバーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の九州ホワイトクリスマス賞(C2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サラブレッドブリーダーズクラブによって2,730万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

7月29日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

4歳（2007年）

2月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレディストレイツに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクラハヤオーに5馬身の差をつけて制した。

2月25日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチームリーダーに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイワクルーザーに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月22日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルブラスターに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキンノホシに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月28日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエーシンチャレンジを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマイザベルを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、ウインター（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月24日、中2週で迎えた13戦目は、九州ホワイトクリスマス賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベストショットに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5歳（2008年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（10戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキメルヴェーユに6馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

4月19日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（12戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエストラゴンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中4週で迎えた19戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（13戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワールドティアラに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（14戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンジンエンムスビをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

12月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた22戦目は、ターコイズ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（15戦11勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。