ファイブワンカレン（1988年生、母ファイブソロン）

ファイブワンカレン（1988年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時12歳）と交配したファイブソロンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地24戦3勝、中央障害5戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中朋次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

3歳（1991年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタケノフラッグに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のプチに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月10日、中4週で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の駒場特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月1日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、最後はイマジネイターと並んで3着同着となった。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（9戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタカラスマイルに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月14日、中4週で迎えた16戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（1992年）

2月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（11戦3勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月29日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（12戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月21日、中8週で迎えた20戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（14戦3勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5歳（1993年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（15戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（16戦3勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

3月27日、中6週で迎えた25戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月15日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月13日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。